円山公園の入口近く、アサダの木の下でテングダケを見つけました。
テングダケは、日本で最も有名な毒キノコの一つです。誤って食べてしまうと、幻覚や中毒症状を引き起こし、場合によっては意識不明に陥ることもあります。
昔はその成分が持つ昆虫に対する毒性を利用し、殺ハエ剤として使われていたそうです。
しかし、テングダケはただの危険な存在ではありません。樹木の根と共生し、栄養を供給する菌類であり、アサダにとっては重要なパートナーです。自然界では、こうした共生関係が樹木の健全な成長を支えています。
・アサダの樹の下に生えていたテングダケ