北海道神宮の梅園で、モクレンが立派な実を付けていました。モクレンの果実は、花が咲き終わった後に雌しべの基部が発達してできるもので、多くの小さな袋状の果実(小果)が一緒になり、1つの大きな塊となります。そのため、コブのように膨らんだ部分は、果実全体が成長している証拠です。
果実は膨らんだりねじれたりして、さまざまな形状になりますが、これも自然な現象です。特に熟すと赤い種子が現れ、その色が鳥や動物を引き寄せます。
モクレンの果実が見せる複雑で独特な形は、自然の逞しさを感じさせてくれます。
・不思議な形のモクレンの実
・こちらの実は一層逞しい感じです。
・垂れ下がっている実もありました。