エゾユズリハは、北海道では珍しい常緑広葉樹のひとつです。
広葉樹が厳しい寒さの中でも葉を保ち続けるのは、簡単なことではありません。
そんな過酷な環境の中、エゾユズリハはその独特な姿で冬を乗り越えています。
観察してみると、葉を巻くように縮め、垂れ下がった姿がどこか寒そうに見えます。
これは凍え枯れる寸前の状態ではなく、低温や雪の重みに耐えるための自然な戦略です。
葉を垂れ下げることで表面積を減らし、寒風や雪のダメージを最小限に抑えています。
ユズリハも身をすくめて冬の寒さに耐えていました。
・見をすくめるヒメユズリハの葉