養樹園の植栽図によると、明治23年(1890年)に多くの樹種が植えられ、裏参道の左右にもヨーロッパクロマツとアカマツがこの年に植樹されたようです。
調べてみると、1890年は第一回帝国議会が開かれた歴史的な年であり、当時の札幌の人口はわずか24,327人でした。
この裏参道、現在の南1条通りは、北海道開拓使が設置された頃から札幌の主要道路と位置付けられていました。
このヨーロッパクロマツとアカマツは134年間向かい合って札幌の発展を静かに見守ってきたようです。
・裏参を挟むヨーロッパクロマツ(中央)とアカマツ(右)