北海道神宮の表参道と駐車場からの参道が交差する角に、美しく立つコウヤマキが植えられています。
コウヤマキは、世界三美木の一つに数えられる日本固有の貴重な針葉樹です。その名の通り、高野山を中心に本州以南に自生しており、北海道ではとても珍しい存在です。特に高野山では神聖な木として崇められ、仏教儀式や庭園の景観樹としても重要な役割を果たしています。
現在、コウヤマキは絶滅危惧種に指定されており、各地で保護活動が進められています。そのような背景を持ちながら、北海道の厳しい自然環境の中でも元気に育つその姿には、不思議な力を感じさせられます。まるで、この地の神々が静かに見守り、応援しているかのようです。
・参道角に立つコウヤマキ(中央)
・残っていな球果(まつぼっくり)