Four Seasons in Maruyama

2024/6/10

シダの胞子嚢(ほうしのう)が成熟してきたようです。

シダ類は維管束植物のうち、胞子による繁殖を行う段階にある植物の総称のことで、この胞子を作る器官が胞子嚢です。 円山にはシダ類に覆われる斜面がありますが、シダ類の胞子嚢が成熟してきているようで、葉の裏の茶色が目立ってきました。 それぞれの生物が着々と世代をつなぐために準備を進めていることを感じます。 ・シダに覆われた円山の斜面。 ・りっぱに育ったシダ。 ・葉裏い付けた胞子嚢

2024/6/9

サイハイラン(采配蘭)が咲いていました。

円山公園の森にサイハイランがひっそりと咲いていました。 サイハイラン(采配蘭)は武将が指揮に用いる道具に似ていることからその名がついたそうです。 ラン科の植物は菌(菌根菌)に栄養を運んでもらうことが知られていますがサイハイランはこれを一部行う部分的菌従属栄養植物とされ、菌従属栄養を発達させる途上にある植物のようです。 栽培すると、このメカニズムをうまく働かず数年で枯死してしまうそうです。 不思議な生態を持った植物ですね。 ・ひっそりと咲いていたサイハイラン。

2024/6/8

マガモ(真鴨)のヒナが順調に育っていました。

円山公園の池で4羽のマガモのヒナが順調に育っていました。 今日もひとしきり元気に泳いだ後で草陰に隠れて一休み。 お母さんの羽の下では収まりきらなくなったようで、お母さんに見守られながら4羽身を寄せてお昼寝していました。 ・元気にお母さんと池を遊泳。 ・少し疲れたようで岸に上がって一休み。 ・草むらに上がって眠くなってきたようです。 ・みんなでお昼寝タイムのようです。

2024/6/7

サッポロマイマイが登山道を散歩中でした。

普段は樹上で生活することが知られているサッポロマイマイですが、今日は円山登山道を歩いていました。 筑波大学の佐伯いく代先生の研究では、サッポロマイマイは5月に樹上に登り10月まではほとんど樹上で地衣類やコケ類を食べて暮 らしているようです。 「今日は久しぶりに地上をお散歩」といったところでしょうか。 ・登山道をご機嫌で散歩中の様子でした。 ・小石もなんなく乗り越えていました。

2024/6/6

オオハナウドの花が満開でした。

オオハナウドはセリ科の多年草で、名前に「ウド」がついていますが全く異なる植物です。 若葉や茎が食用となり、天ぷら・きんぴら・佃煮などとして食べられます。 アイヌ文化の中では古くより親しまれてきた山野草で、食事や薬に活用され、「神の野草」として重要視されていたそうです。 森の中で大きな満開の花房が存在感を示していました。 ・参道脇に咲いたオオハナウド。大きな花房が存在感があります。 ・外側に大きな花が付きます。 ・一つ一つの花を見ると優雅な花弁を付けています。

2024/6/5

雨の中、黒光りしたミミズがニョロリ。

雨の円山登山道に多くのミミズが出ていました。 ミミズが掘った孔は土が空気や水が入るスペースを作り、粗大な有機物を分解し糞は土壌団粒の基となります。 体はミミズやモグラ、オサムシ等の餌となり生態系を支える大事な生き物であることが知られています。 土に落ちたハルニレやカエデの実もしっかり分解してくれそうですね。 ・黒光りしたミミズ。ツリミミズの一種のようです。

2024/6/4

マガモ(真鴨)がヒナと池を泳いでいました!

円山公園でマガモが4羽のヒナを連れて泳いでいました。 一昨日まで6羽だったのが、昨日から4羽になってしまったそうです。 平和な公園の沼の様子ですが野生の厳しさも感じますね。 ヒナは池で泳いだ後、お母さんの羽の下に隠れて休んでいました。 ここが一番安心のようです。 ・マガモのヒナ。 ・お母さんと元気に泳いでいます。 ・ひと泳ぎした後はお母さんのお腹の下が一番安心のようです。

2024/6/3

北海道神宮のウメ(梅)の実が大きくなってきました。

北海道神宮の梅林のウメの実が大きくなってきました。 少し前に美しい花を見せていたと思ったら、季節の移り変わりは早いものです。 ウメの収穫時期は梅雨の時期で、これが「梅雨」といわれるゆえんだそうです(北海道では、それより1か月ほど遅いようです。) 日本人のウメに親しんできた季節感を感じますね。 ・大きくなってきた実 ・沢山の実をつけた梅の枝 ・開花した花(4月16日) ・蕾が大きくなってきた蕾(4月10日)

2024/6/2

モミジが、かわいらいし実を付けていました。

北海道神宮の梅園のモミジが、かわいらしい実を付けていました。 モミジはブーメランのような翼をつけた実(翼果)をつけて、種を風に運んでもらいます。 秋の紅葉も見ごたえがありますが、初夏の実も柔らかい赤みをおびていて目を楽しませてくれています。

2024/6/1

コンサドーレのようなカメムシがササの上に。

円山登山道の脇でコンサドーレのような赤黒のラインの入ったカメムシがササの上に乗っていました。 アカスジカメムシというカメムシのようです。 赤黒は警戒色で、鳥などの天敵からの補色を逃れることができるようですが、毒は持っていない安全なカメムシのようです。 森の中で、ひそかにコンサドーレを応援しているようでした。