ハシブトガラが木の実を握りしめ飛び立っていきました。
円山公園でハシブトガラが木の実らしき物を握りしめ飛び立って行きました。 ハシブトガラは北海道に留鳥として生息し円山公園でもよく見られる鳥ですが、日本では北海道にのみ生息する鳥です。 雑食性で昆虫やクモ、木の実なども食べるようです。 今回見たハシブトガラはあまり羽のツヤも良くなく、やや疲れた様子でしたが必死に木の実を握りしめて飛び立っていきました。 ・木の実を握りしめ枝に留まるハシブトガラ。毛並みが乱れ、やや疲れ気味に見えます。 ・次の瞬間、木の実を握りしめ飛び立っていきました。
イトトンボ(糸蜻蛉)が2匹、池の畔の草に留まっていました。
円山公園の池の畔の草にイトトンボが2匹留まっていました。 羽化したばかりなのでしょうか、2匹ともあまり動く様子がありません。 色もあまり鮮ではなく、全体に透とおった様子で種類は判然としませんでが、イトトンボの華奢な美しさが印象的でした。 これから可憐に飛び回る姿が楽しみです。 ・池の畔の草に留まっていたイトトンボ。 ・もう一匹は羽化から少し時間が経っている様子でした。
オオルリボシヤンマが池の上を飛び廻っていました。
オオルリボシヤンマが円山公園の池の上を飛び廻っていました。 オオルリボシヤンマはヤンマ類の中でも国内最大級でオスは大型のもので約9cmになります。 美しい青色の複眼と胸部、腹部の斑紋が印象的です。 10日ほど前に池の脇には大きなヤゴの脱皮した抜け殻があったので大きさから考えると、このトンボのものかもしれません。 豊な自然の中で季節の移り変わっていくのを感じます。 ・美しい瑠璃色の複眼と体の斑紋が印象的です。 ・縦横無尽に池の上を飛び廻っていました。 ・10日ほど前に池の畔の草にあったヤゴの抜け殻。
円山坂下野球場にカモメが。
円山坂下野球場をカモメが5羽歩いていました。 札幌市街地は海岸からは少し距離がありますが2001年から営巣が確認されています。 2009年の北海道大学の調査では、その5割以上が立体駐車場にあったということで都市の建物の屋上等は天敵が少なく餌も集めやすい環境のようです。 札幌は随分前から都市化されていますが、カモメは徐々に学習しながら生息域を変えているようです。 ・円山坂下野球場を歩くカモメ。 ・ほどなく飛びたっていきました。
アブラゼミ(油蝉)の幼虫が羽化のためのに木を登っていました。
円山公園の林でセミの幼虫がハルニレの木を登っていました。 途中で足元が狂ったのか株もとに落ちながら何度も木登りにチャレンジしていました。 木の根元には羽化したばかりで、まだ羽に緑が残るアブラゼミが1匹。 横のスギの木には、もう少し前に羽化したと思われアブラゼミが1匹。 これから、いよいよ真夏の風物詩、アブラゼミの鳴き声の共演が始まりそうです。 ・ハルニレの木を登るアブラゼミ ・木の根元の羽化したばかりのアブラゼミ。 ・隣のスギの木にいたアブラゼミ
アサダ(浅田)が沢山の花穂をぶらさげていました。
円山公園の入口に生えるアサダが沢山の白い花穂をぶらさげていました。 アサダは4~5月に開花し、その後10月頃に種が熟します。 丁度今、白い果穂が鮮やかに樹に映え見ごたえのある姿となっています。 アサダの果穂の写真をwebで検索してみても、このように沢山の立派な果穂をつけたものは見つかりませんでした。 秋には、種が鳥やリスたちのお腹を満たしてくれそうで頼もしく感じます。 ・沢山の白い果穂をつけたアサダ。 ・円山公園の正面に生えるアサダ。
立派なカマドウマが元気に飛び跳ねていました。
円山の登山道で立派なカマドウマが元気に飛び跳ねていました。 家の影で見られるカマドウマより随分大きな体で、異なる種のように見えましたが、種の同定は専門家でも難しいそうです。 雑食性で小昆虫や落ち葉等も食べるそうです。 大きな体が、円山の豊かな環境を映しているように見えました。
オカモノアラガイがササの上を歩いていました。
オカモノアラガイが円山山麓のササの上を歩いていました。 オカモノアラガイはカタツムリ等の陸生貝の仲間で、水辺に近い湿潤な草陰に多く生息します。 透き通った薄い貝殻をもっていて、光があたると線上の模様が美しく映えます。 大きさもエゾマイマイやサッポロマイマイに比べると小さく、かわいらし貝殻で夏の森に清涼感を与えていました。
円山の登山道をミヤマクワガタ(深山鍬形)が歩いていました。
円山の登山道をミヤマクワガタのメスが歩いていました。 ミヤマクワガタはその名のとおり、主に山の奥に生息しているクワガタです。 北海道のクワガタでは最大の種で、その大きさや希少性から人気があります。 メスは種を見分けづらいですが、脚の付け根(脚節)にオレンジ色の部分があることで見分けられます。 のっそのっそと歩く姿に迫力がありました。 ・円山登山道を歩いていたミヤマクワガタのメス。 ・かわいらい目をしていました。
久しぶりにエゾシカが姿を現しました。
円山で久しぶりにエゾシカが2頭姿を現しました。 エゾシカは生息数は72万頭(令和4年度)と平成30年から再度、増加傾向となっており農林業被害額は約48億円と哺乳類で最多となっています。 成熟した森の増加に伴い生息環境も良くなっており、それに伴い農林業被害も多くなってきました。 現在、被害軽減のため多くの労力と予算が使われています。 自然との関わりの難しさを感じますね。 ・鋭い目で暫くこちらを見つめていました。 ・もう一頭は小鹿のようでした。