木の幹の下にアリジゴク(蟻地獄)の巣が二つ。
登山道の脇の木の幹の下に蟻地獄の巣が二つ作られていました。 蟻地獄(アリジゴク)はウスバカゲロウの幼虫で、すり鉢状のくぼみ(巣)を作り、アリなどの獲物を待ち受けます。 ただ待っているだけではなく、獲物を巣に誘導するために導線を作るなど様々な工夫を凝らしているそうです。 ウスバカゲロウは幼虫期間が1~3年で成虫の期間は2週間から1か月ということですから、幼虫の期間がとても短い一生ですね。 ・木の幹の影に作られたアリジゴクの巣
ハルニレ(春楡)が沢山の実を付けていました。
ハルニレは札幌を代表する自生種で「エルム」の名でも親しまれており、円山や北海道神宮にも多く分布しています。 今、ハルニレが実を着ける時期で、翼を付けた実(翼果)が公園や登山道、神宮境内の地面を覆っていました。 ハルニレの種子は1年たつと、あまり発芽しなくなるそうす。 その分いろいろなところに沢山飛ぶように多くの翼果を着けるのでしょうか。 ・ハルニレの翼果。薄い翼が付いています。 ・北海道神宮 梅林の前のハルニレ。沢山の実を付けていました(下の写真)。 ・翼果に覆われた円山登山道。翼のおかげで、きれいに散布 ...
ベニボタルがササの上を歩いていました。
円山の登山道の脇でベニホタルがササの葉の上を歩いていました。 ベニボタルはホタルの近縁種ですが、発光はしません。 動きは遅く植物を食べるにも動物を食べるにも役立ちそうにない口をしていて、何を食べているか、わかっていないそうです。 写真を撮っていると、ササの葉から滑り落ちてしまい、葉につかまるのもあまり得意そうではない様子です。 なんとも不器用そうで不思議な昆虫ですね。 ・動きは不器用そうでしたが立派な触覚を持っていました。
クマゲラが朽ちた木をつついて虫を探していました。
円山の山麓でクマゲラが朽ちた木をつついて虫を探していました。 クマゲラはアイヌ語で「チプ・タ・チカップ」(丸木船を彫る鳥)と呼ばれるそうです。 その名のとおり、迫力ある勢いで必死に木をつついていました。 ・迫力ある爪で、しっかりと木をつかんでいました。 ・朽ちた木を力強くつつき、虫を探していました。 ・いろいろな方向から虫を探していました。
ハナムグリがシモツケの蜜を熱心に食べていました。
円山山頂で満開のシモツケの蜜をハナムグリが熱心に食べていました。 ハナムグリは、いろいろな植物の花の蜜を好んで食べ、蜜を吸う際に体毛や脚などに花粉が付着することで、花粉を運んで受粉を促す訪花性昆虫です。 このハナムグリも体毛に沢山の花粉をまとっていました。 ・沢山の毛に花粉をまとったいました。 ・近くの花房では2匹のハナムグリが。 ・黒いハナムグリも花に埋もれながら蜜を吸っていました。
リスの毛が随分、夏毛に生え変わってきました。
ほとんど夏毛に生え変わったリスが木の上にいました。 冬毛の時に比べると少しほっそりとした、さっぱりしたいで立ちです。 まだ子リスのようで、慎重に周りの様子をうかがっていました。 ・毛の濃い部分は、冬毛の残りのようです。 ・まだ耳毛が少し残っているようです。 ・こちらのリスはまだ夏毛に生え変わる途中のようで、まだら模様になっています。
雨の中、ナメクジが2匹。
雨の中、円山の山麓で2匹のナメクジがツノを伸ばしていました。 ナメクジは巻貝の一種で、殻に使うエネルギーを不要にし、狭い隙間に逃げられるように進化したとのことです。 円山ではかつて北欧からの外来種マダラコウナメクジを市民が毎日観察し注目されたようですが、そのマダラコウナメクジの姿は見当たりませんでした。 ・2匹のナメクジ。巻貝の一種とは意外ですね。 ・近くの葉には小さいナメクジもいました。
エンレイソウが紫と緑の実を付けていました。
円山の山麓でエンレイソウが紫と緑の実を付けていました。 エンレイソウは実の色により、アオミノエンレイソウ、クロミノエンレイソウ、アカミノエンレイソウと分けて呼ぶことがあるそうです。 このエンレイソウはクロミノエンレイソウとアオミノエンレイソウでしょうか? 実には、エライオソームと呼ばれるアリが好んで食べる成分が付いていて、アリに実を運んでもらいます。 近くには沢山のムネアカオオアリがいたので食料をアリに提供しながら、しっかり種を運んでもらえそうです。 ・エンレイソウの紫の実(クロミノエンレイソウ?)。 ・ ...
オシドリが熱心に羽づくろいをしていました。
円山公園でオシドリが熱心に羽づくろいしていました。 鳥の羽づくろいは、鳥の体から分泌される脂分を羽に塗って、羽が水を弾くようにしているそうです。また、脂分には共生細菌が住んでいて、鳥の羽毛を劣化させる菌から羽を守る役割もあるようです。 いつも水に浮いている水鳥にとって羽づくろいは、特に重要な役割があるようです。 ・羽づくろいをするオシドリ。 ・とても気持ちよさそうに羽づくろいしています。 ・羽の下も丁寧に羽づくろいしていました。
カラスが雨の山頂で佇んでいました。
今日は久しぶりの雨で気温も低く、初夏も一休みといった感じでしょうか。 山頂では雨の中、カラスが佇んでいました。 この時期、カラスは営巣子育てに忙しい時期ですが、このカラスは営巣しなかったのでしょうか。 少し寂しげに街を眺めていました。 ・山頂に佇むカラス。 ・雨に煙る札幌市街。