キアゲハがライラックの蜜を吸っていました。
円山公園のライラックの蜜をキアゲハが吸っていました。 キアゲハはユーラシア大陸と北米大陸に広く分布し日本でも全国でもよく見られるアゲハチョウです。 札幌市では環境の良さを診断する「ものさし」である指標種として位置づけられています。 蜜を吸う様子はライラックとともに札幌に初夏の訪れを告げているようです。
ヒヨドリが羽を休めていました。
円山公園近くの電線にヒヨドリが羽を休めていました。 ヒヨドリは里山や公園などにも多く生息し、1年を通して、よくみられる野鳥です。 ヒヨドリは飼うと人によくなれるため、平安時代には貴族に飼われ、古今貯聞集にでてくるそうです。 昔から人とのつながりが多い鳥のようです。 ・電線に留まっていたヒヨドリ ・風の中バランスと取りながら留まっていました。
ササ(笹)が開花していました。
円山の中腹でササが開花していました。 ササの開花は約60年から120年に一度と、とめも珍しく開花後に結実して枯死するそうです。 ササは地下茎でつながっているので、周辺のササが全体が一斉に開花、枯死することが知られています。 とてもユニークな生態の植物ですね。 花言葉の「ささやかな幸せ」も、長寿の最後に花を咲かせて枯死する、はかなさを映したものでしょうか。 ・開花したササ。周辺のササも穂を付けています。 ・ササの開花。
ナナカマドの花が満開でした。
円山公園のナナカマドが満開でした。 ナナカマドは、とても燃えにくく7度竈(かまど)にくべても燃え残ることから、その名が付いたと言われているそうです(一方で、薪はよく燃え火力も強いので事実と異なるとの説もあります)。 秋には美しい実や紅葉が目を楽しませてくれるナナカマドですが、花も新緑に映えて初夏を彩っていました。 ・それぞれの花が秋には赤い実になると思うと楽しみです。 ・新緑に満開の白い花が映えていました。
北海道神宮のカシワ(柏)の巨木が花を付けていました。
北海道神宮にしめ縄を巻いたカシワの巨木があります。 この巨木が花を付けていました。 カシワは葉が開くと同時に花を付けるとのことで新緑の中に輝いていました。 秋には沢山のドングリがなり、リス等の動物の冬を越すための貴重な栄養源になるのでしょう。 ・北海道神宮のカシワの巨木 ・カシワの巨木の葉と垂れ下がる雄花
ハナウドゾウムシが交尾中でした。
オオハナウドが開花の時期を迎えていますが、その葉の上でハナウドゾウムシが交尾中でした。 ハナウドゾウムシは日本では北海道と青森県にだけ生息しているそうです。 ゾウムシの仲間は日本で、1,000種、全世界では約6万種と多種多様に進化を遂げているようで害虫となる種もありますが、多くは植物の分解者として森の生態系の中で活躍しているようです。
オドリコソウ(踊子草)が咲いていました。
円山の山頂付近にオドリコソウが咲いていました。 オドリコソウは、花が輪生したようすが、傘をかぶって踊る踊り子に似ていることからついたとのこと。 花言葉は「快活」、「陽気」、「隠れた恋」の3つです。 不思議な花のつき方で、さまざまなイメージがわくのが分かるような気がします。 山菜として若芽、若葉、花、根のそれぞれが食べられるそうです。 ・山頂付近に咲いていたオドリコソウ。 ・名前の由来となった笠をかぶって踊る踊り子に似ている花。
チューリップが咲き始めました。
円山公園の花壇にはたくさんのチューリップが植えられています。 開花の時期を迎え、さまざまな種類のチューリップが、それぞれの表情を見せてくれています。 品種により開花の時期も異なるので、しばらく訪れる人の目を楽しませてくれそうです。 ・さまざまなチューリップが植えられています。 ・オレンジ色のチューリップも美しいですね。 ・花の中を覗いてみると、雄しべが6本とチューリップらしい立派な雌しべが見えました。
雨の中、マメホコリの子実体を発見?
雨の登山道を歩いているとオレンジ色のぷよぷよした塊を発見。 帰ってWebで調べてみるとマメホコリという粘菌の子実体(胞子をつくる部分)のようです。 この子実体から胞子が散布されるようです。 さまざまな生活環を持った生物の不思議さを感じますね。 ・オレンジ色のマメホコリの子実体? ・木の株もとに二つ塊を作っていました。
ルイヨウボタン(類葉牡丹)が咲いていました。
登山道の脇にルイヨウボタンが咲いていました。 葉の形が牡丹に似ているので、この名がついたようですが種類や花の様は全く違います。 珍しい「メギ科」に属し、しかも「ルイヨウボタン属」は世界に数種しかないというマイナー植物のようです。 絶滅危惧種に指定している県も多いようです。 花びら(花弁)のように見えるのは萼片とのことです。 ・ルイヨウボタンの花 ・登山道の脇に咲いていたルイヨウボタン