ツルネコノメソウ(蔓猫の目草)が咲いていました。
登山道の岩陰にツルネコノメソウが咲いていました。 ツルネコノメソウは日本では北海道から四国の湿潤な山地に自生しています。 本州、四国では珍しい植物でレッドリストに指定している県も多いようです。 雨上がりに黄緑色の葉と花が登山道に映えていました。 ・独特の素朴な花です。 ・黄緑色の葉と花が登山道に映えていました。
ゴジュウカラが恋の季節を迎えたようです。
ゴジュウカラが、餌を隣の鳥に与えていました。 カラ類はオスがメスに食べ物を渡し、メスが応える求愛給餌を行うことが知られています。 繁殖期は4~7月で、一夫一婦で繁殖するとのこと。 円山の森で子育て頑張ってほしいですね。 ・餌を与える雄と、それに応えようとする雌 ・仲むずましい様子ですね。
ムネアカオオアリが歩いていました。
ムネアカオオアリは日本最大級のアリで、働きアリの体調は10mm、女王アリは16mmくらいになるそうです。 朽木が多くみられる山でよく見られ、朽木内の空洞に巣を作ることが多いようです。 クマゲラはアリが好物なので、クマゲラの餌にもなっているのでしょうか。 朽木を分解する分解者として、また動物の餌として森の生態系を支えているようです。 ・体がゴツくて存在感のある姿です。 ・少し小さなムネアカオオアリも歩いていました。
サワシバが花を咲かせました。
サワシバはイヌシデやクマシデと同じシデの仲間ですが、サワシバだけがなぜか「シデ」ではなく「シバ」と名付けられているそうです。 「シデ」はしめ縄などに使われる「紙垂(しで)」のことで、花穂の垂れ下がる様子が「紙垂」に似ていることから名付けられました。 紙垂のように垂れ下がった花が新緑に映えていました。 ・垂れ下がったサワシバの雄花 ・しめ縄の紙垂(シデ)のように、ぶら下がっていますね。
クマゲラがお目見え!!
円山の裾野にクマゲラがお目見えしました。 クマゲラは、国内に生息しているキツツキの仲間の中でも最大の種類で、国内での分布は北海道から東北地方北部です。 国の天然記念物に指定されており、近年は生息数の減少が危惧されており環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。 蟻や木の中の昆虫が主食とのこと。木をつついて、熱心に昆虫を探していました。 ・雄の特徴のベレー帽をかぶって端正な顔つきでした。 ・体が大きいので飛んでいる姿は迫力があります。 ・熱心に昆虫を探していました。
タチツボスミレ(立坪菫)が咲いていました。
遊歩道の木の根元にタチツボスミレが咲いていました。 タチツボスミレは、日本でごく身近に見られるスミレ類の一つで北海道から琉球列島まで広く分布するそうです。 北海道には、近似種としてエゾタチツボスミレやアイヌタチツボスミレなどが自生しているようです。 ・咲いていたタチツボスミレ ・木の根元に群生していました。
夏鳥のクロジがお目見えしました。
円山の中腹にクロジがお目見えしました。 クロジは北海道には夏鳥として渡来し、本州中部以西では冬鳥として渡来します。 日本以外ではカムチャッカ、千島列島、サハリンと日本のすぐ北にしか確認されておらず、一時期は日本固有種とされていたそうです。 ・円山の中腹にお目見えしたクロジ。 ・正面を向くと、かわいらしい姿ですね。
円山公園パークセンター前のシダレザクラ(枝垂桜)が満開でした。
桜の開花も後半のようですが、円山公園パークセンター前のシダレザクラ(枝垂桜)が満開でした。 シダレザクラには、いくつかの種類があるようですがこの桜は「枝垂桜(イトザクラ)」と表示があります。 イトザクラは野生種のエドヒガン(ソメイヨシノの母)の枝がしだれる品種で、枝がたれ下がる以外はエドヒガンと同じとのことです。 シダレザクラも風情があって美しいですね。 北海道神宮の梅園では、豊後梅も満開となっており、この時期さまざまな桜、梅が楽しめます。 ・円山パークセンター前のシダレザクラ(イトザクラ) ・まだ蕾もあ ...
カツラ(桂)の倒木更新が見られました。
倒れた木が次の世代の床(土壌)となり、その上に新たな世代が育つ更新を倒木更新といいます。 エゾマツやトドマツでよく見られるようですが、カツラでもその様子が見られました。 円山原始林にはカツラの巨木が倒れている様子が目立ちますが、このようにして次の世代が育っていくのでしょう。 かつての巨木が新たな世代の礎になる様子を見ていると感動すら覚えます。 ・カツラの倒木を床として生育する2本のカツラ(針葉樹が生育する様子も見られました) ・倒木したカツラの根から新たな世代が生育する様子も見られました。
ニリンソウ(二輪草)、ヒトリシズカ(一人静)が咲き始めました。
円山の中腹にニリンソウ、ヒトリシズカが咲いていました。 ニリンソウは1本の茎から2輪の花が咲くことから、その名がつきました。 属名の学名「Anemone(アネモネ)」はキリシア語の「anemne(風)」を語源とし、春のおだやかあ風が吹く始める頃に花を咲かせるからともいわれているそうです。 英語では「soft windflower(柔らかな風の花)」とも呼ばれているそうです。 昨日からの穏やかな天気にピッタリの花ですね。 ・開花したニリンソウ(二輪草) ・ヒトリシズカ(一人静)も咲いていました。