Four Seasons in Maruyama

2024/8/20

オオセグロカモメの幼鳥が坂下球場に。

円山坂下球場にオオセグロカモメが10羽以上の群れで外野の芝生で何かをついばんでいました。 近年増えているビルでの営巣で育ったのでしょうか、幼鳥も一緒です。 幼鳥も既に体の大きさは親鳥と同じで、カラスのちょっかいにも驚いていない貫禄の様子でした。 街と、その近隣の生態系が少しづつ変化しているようです。 ・オオセグロカモメの幼鳥。カラスのちょっかいにも、驚いていない様子です。 ・10羽以上の群れで訪れていました。

2024/8/19

円山の山麓の葉の上にサカハチチョウ(逆八蝶)が留まっていました。

サカハチョウは翅にある逆八の字が名前の由来の蝶です。 年二回、春と夏に発生し春と夏では羽の模様が異なり、別種に見えるようです。 平野部で見られることはほぼない蝶ですが、山地ではよく見られる種です。 植林や環境破壊によって数の減少が心配されており、長崎県、鹿児島県では準絶滅危惧種に指定されているようです。 ・葉の上に留まっていたサカハチョウ。

2024/8/18

カワセミが円山公園の池にお目見えしました。

カワセミは青い宝石と呼ばれる鮮やかな水色と長いクチバシが特徴の鳥です。 水の中の魚類や水生昆虫を水中にダイビングして捕らえます。 今日、見かけたカワセミも池の上の枝から、じっくりと獲物を探して池の中に飛び込んで獲物を捕らえていました。 迫力のある狩りに驚いてカモが池から飛び立つシーンもあり、のどかな日曜日の公園の池で野性味あるれる狩りの様子が印象的でした。

2024/8/17

クロヒカゲ(黒日陰)が山麓の森に留まっていました。

クロヒカゲは翅裏に茶色の濃淡に蛇の目紋を配置したシックなデザインで学名の「diana」は「月の神」という意味をもちます。 生態も湿地のある暗い林内で樹液を吸って生活をしており、森林性、山地性の強い蝶です。 顔つきもカッコよく「月の神」が頷ける姿をしていますね。 ・山麓の森に留まっていたクロヒカゲ ・クロヒカゲの顔と触覚

2024/8/16

ウスバカミキリが木肌を足早に歩いて行いていました。

ウスバカミキリはカミキリの仲間ではシロスジカミキリ、ミヤマカミキリと並ぶ国内最大種です。 見つけたカミキリも、とても大きな個体で迫力あり茶色の体をしていました。 ウスバカミキリは衰弱木、生木枯死部等を穿孔して食べます。 嚙まれると血が出るほど強い顎を持っているとのことで、強力な森の分解者として活躍しているようです。 夜行性のため明るい時間に見られることは少ないようで、見つけた個体も足早に樹の裏側に姿を消しました。 ・木肌を歩いていたウスバカミキリ ・足早に歩いていきました。

2024/8/15

山麓の木の根にキモカワ? カシワマイマイが留まっていました。

カシワマイマイは大型の蛾で「ドクガ科」に属しますが、1齢幼虫のみに毒の毛があり、2齢幼虫以降の幼虫、成虫には毒はありません。 見つけた個体は足にピンクの模様をつけているので雌のようです。 顔は触覚が垂れ下がった眉毛のようで「ゆるキャラ」に使えそうなカワイイ顔をしていました。 ・木の根に留まっていたカシワマイマイ ・触覚が垂れ下がった眉毛のようでカワイイ顔をしていました。

2024/8/14

円山山頂をオオセンチコガネが忙しそうに歩いていました。

オオセンチコガネはキラキラした光沢のある姿が宝石にように美しいコガネムシです。 大きさも2㎝ほどあり、ゴロっとした存在感のある風貌です。 食物は糞や動物の死骸を食べて分解する重要な役割を果たす「分解者」です。 雨の中、忙しそうに山頂を歩いていました。 ・円山山頂を歩いていたオオセンチコガネ ・ちょっととぼけた、かわいらいしい顔をしていました。

2024/8/13

円山の山頂近くにキツリフネ(黄釣船)が咲いていました。

円山の山頂近くの登山道脇に黄色の花が鮮やかなキツリフネが咲いていました。 葉の下から細長い花序が伸び、その先に3~4㎝のホラガイのような細長い黄色い花がぶら下がるように咲いています。 奥行きのある距(花の付け根の袋のような部分)にハナバチやクマバチを呼び寄せ花粉を運んでもらうようです。 花言葉の「触れないでください」「デリケート」がうなずける繊細で華奢な姿でした。 ・山頂近くに咲いていたキツリフネの花。 ・登山道脇にひっそりと咲いていました。

2024/8/12

北海道神宮のイチイの実が真っ赤に熟していました。

北海道神宮のイチイの実が真っ赤に熟していました。 イチイはオンコとも呼ばれ、その実は甘くて子供のころに喜んで食べた思い出がある人も多いと思います。 果実酒にしたり、ジャムの原料にも使われます。 野鳥やリスも好んで食べ、種子が動物散布される代表格の樹木です。 一方で人が種を食べると、かなりの毒性もあるので食べたり加工したりするときは注意が必要のようです。

2024/8/11

オカモノアラガイ(岡物洗貝)がオオウバユリの上を這っていました。

円山の山麓でオカモノアラガイが結実したオオウバユリの上を這っていました。 オカモノアラガイは落ち葉や藻類、死骸など腐生性のものを食べています。 そんなに上の方には腐生性の食べ物は少ないと思うのですが、このオカモノアラガイは、もっと上を目指したいようでした。 ・オオウバユリの上のオカモノアラガイ。 ・もっと上に行きたそうに、しばらく周りを探っていました。