ウワバミソウのムカゴが小豆色に輝いていました。
ウワバミソウは、日当たりの悪い深い谷に多く見られる植物で、春から秋にかけてその茎が山菜として食用にされます。クセが少なく、さまざまな調理法に合うため、「山菜の王様」として親しまれています。 今日見たウワバミソウは、葉柄の付け根に小豆のような美しいムカゴをつけていました。このムカゴは独特のとろっとしたみずみずしい歯ごたえがあり、古くから珍味として珍重されてきたようです。 ・小豆色に輝くウワバミソウのムカゴ。 ・ムカゴを付けたウワバミソウ。
今日はコガモが円山公園の池を静かに泳いでいました。
コガモは、日本産カモの中でも最小種の一つで、この公園ではあまり見かけない鳥です。日本には冬鳥として飛来し、主に冬に全国で観察できますが、夏の繁殖は中部地方以北の高原や北海道の湿原の一部地域でのみ行われます。カモ類の中でも渡りの時期が早く、関東地方では9月から4月にかけて見られることが多いようです。今日のコガモも、北から南へ渡る途中にこの場所で羽を休めていたのかもしれませんね。 ・池を泳いでしたコガモ(メス) ・7,8羽の群れで泳いでいました。
今年生まれたオシドリの幼鳥たちが、どうやら換羽期を迎えているようです。
円山公園の池畔で今年生まれたオシドリの幼鳥たちが換羽期を迎えているようです。まだ体は小さく、幼い顔立ちが可愛らしいですが、繁殖の羽はまだ頼りない感じで、少しずつ生え揃っている段階です。人間で例えると、ちょうど思春期といったところでしょうか。少し不安げな表情を浮かべながらも、変わらず兄弟同士で寄り添う姿がほほえましく、見ているだけで心が和みますね。 ・換羽期を迎えた様子のオシドリの幼鳥。 ・相変わらづ兄弟寄り添っていました。 ・近くの先輩オシドリ。立派な繁殖羽になっています。
「ヒッツキムシ」がひっつく準備が万端のようです。
野原を歩いていると、服にひっつく「ヒッツキムシ」の一種、キンミズヒキの実が熟してきました。 鋭い鉤を持つ実は、まるでひっつく気満々といった様子です。 すでに実が取れてしまった茎もあれば、まだ花が咲いている茎も混ざって見られます。 ヒッツキムシを見ると、子供の頃に野山を駆け回った思い出がよみがえってきます。 ・ひっつく準備のてきたキンミズヒキの実 ・既に実の無い茎。誰かにひっついていったようです。 ・まだ開花中の茎。
円山の森で出会ったフルーティーな香りのカメムシ「キバラヘリカメムシ」
カメムシといえば、臭いというイメージが強いかもしれませんが、キバラヘリカメムシは少し違います。この種類のカメムシは、なんとフルーティーな青りんごの香りを放つのです。 一見すると地味に見えますが、よく観察するとその姿は意外におしゃれ。黄色いお腹に、黒い背中、そして白黒のコントラストが効いた肢。さらに、背中の縁には黄色のまだら模様が入っていて、個性的なデザインです。 この日は円山のアクシバの葉の上で、赤い実を狙っているようでした。食べものもフルーツ系がお好きなようです。 ・アクシバの葉に留まっていたキバラヘリ ...
マムシグサの実が赤く色づきました。
マムシグサは、花を包む偽茎の模様がマムシに似ていることから、その名がつけられています。 その名にたがわず、この植物には全草に毒が含まれており、特に球根を食べると、口の中から喉まで激しい痛みが走り、場合によっては死に至ることもあるそうです。 赤く毒々しい実は、森の中でもひときわ目を引きます。 ・赤く色付いたマムシグサの実
北海道神宮の梅園で立派な実を付けたモクレン
北海道神宮の梅園で、モクレンが立派な実を付けていました。モクレンの果実は、花が咲き終わった後に雌しべの基部が発達してできるもので、多くの小さな袋状の果実(小果)が一緒になり、1つの大きな塊となります。そのため、コブのように膨らんだ部分は、果実全体が成長している証拠です。 果実は膨らんだりねじれたりして、さまざまな形状になりますが、これも自然な現象です。特に熟すと赤い種子が現れ、その色が鳥や動物を引き寄せます。 モクレンの果実が見せる複雑で独特な形は、自然の逞しさを感じさせてくれます。 ・不思議な形のモクレ ...
エゾマイマイが体を長~くして切株を散歩中でした。
北海道に生息する最大のカタツムリ、エゾマイマイが体を長~く伸ばして、切株の上をゆっくりと散歩している姿に出会いました。体の長さは10㎝程はあります。 雨上がりは特に、活発に動き回る彼らの姿をよく見かけます。 その湿った環境が、エゾマイマイにとって心地よいのでしょうか? 大きな殻を背負いながらも、意外と俊敏に動く様子は、自然の中での生命力を感じさせます。 ・切株を散歩していたエゾマイマイ。 ・背伸びして木の割れ目を乗り越えていました。
円山公園の池畔でミゾソバ(溝蕎麦)が咲き乱れていました。
ミゾソバはタデ科タデ属の植物で、湿った場所を好み、溝のへりにソバに似た花を咲かせることからこの名がつけられています。 俳句では秋の季語にもなっており、高浜虚子の句「溝そばと赤のまんまの咲きうずみ」にも詠まれています。 小さな花ながら、池畔に群生する姿は、爽やかな秋晴れを彩ってくれていました。
コバネササキリモドキがササの上に留まっていました。
コバネササキリモドキがササの上に留まっていました。少しとぼけた可愛らしい顔をしています。 ササキリモドキは国内では西日本に多く分布し、最も北に分布するコバネササキリモドキでも北海道南部(渡島半島大沼)までとする資料もあります。 温暖化の影響で分布が北上しているのでしょうか。 分布が広がることで、私たちが観察できる生物の種類が増える一方で、気象変動による環境への影響についても考えさせられる場面もでもあります。 ・ササの上に留まっていたコバネササキリモドキ。