円山の森でオオウバユリの実が熟してきました。 実は三つに裂け、種が風に乗って飛び出す準備が整っています。 オオウバユリは、有性生殖を行う場合、種から発芽してから花が咲くまでに6~8年かかります。そして、一度実をつけると、その生命のサイクルを終え、鱗茎ごと枯れてしまいます。実の中には、薄い翼を持つ種が多数含まれており、風が吹くと、その種は軽やかに飛び立ち、次の世代を広い範囲に運びます。 オオウバユリは草本類ですが、長い年月をかけて花を咲かせる珍しい生活環を持っています。 ・種を飛ばす準備が整ったオオウバユリ ...